年収800万が100万になってもキャリアデザイン失敗ではない
こんにちは、セイです。
アーリーリタイアをしている、あるいは目指している人はもう働くこと自体が嫌なのでしょう。
または働く必然性がないくらいに不労所得があるか、財産があるか。その場合は再就職する必要はないでしょう。
しかし、セミリタイアの場合は「セミ」なので「ある程度」働く必要があります。または働くことがそれ程嫌ではないのだと思います。
働くことがそれ程嫌いではないのなら、条件さえよければ、「正社員」で働くこともありだと思います。(その場合は「転職」であって「セミリタイア」ではなくなりますが・・・)
記事の登場人物は「セミリタイア」を目指しているわけではありませんし、どうやら生活もカツカツのようです。しかし「働くこと」あるいは「キャリア」についてこう書かれています。
「キャリアとは、決して出世や年収、スキルのアップを指すのではなく、『自分に見合った、人生をまっとうできる働き方』のことを指すのです。田山さんが認知症の母親を見捨てて東京で働き続けることがキャリアアップなのか?Uターン就職先でストレスを抱えながらも会社にしがみつくことがそうなのか?
私は決してそうは思いません。愛する母親の世話をしながら、それでも人生を味わいながら働き続けられる道を探していくこと。つまり、田山さんのキャリアはこれから模索していくべき段階にあると考えます」
ここのセリフが心に刺さりました。
『自分に見合った、人生をまっとうできる働き方』
がキャリア。まさにその通り。
ただ、先立つものは必要ですが。
振り返ると、私が就職した時は「就職氷河期」と呼ばれ、正社員で就職することが極めて困難な時代でした。
何社も落ち、かなりやばい状態になってようやく就職できたのがこの間まで勤めていた会社です。専攻していた分野とは全く違いましたが、当時はとにかく正社員で就職することが最優先だったのです。
「折角就職できた会社なのだから」、「仕事なんだから嫌なこともある」、「大企業だから待遇は悪くないはず」と自分に言い聞かせ、つまらない仕事でも「自分の許容範囲内」だったから20年間働き続けることができました。
結局、「自分の許容範囲を超えた」ので退社しましたが、仕事を続けるにはその仕事が自分に向いているのか、或いは上司や周囲の環境はどうか、ということだと思います。法律を守らないようなブラック企業はともかく。
高収入で福利厚生などがしっかりしていても、パワハラ上司がいたり残業しまくりの職場では働く意欲が出てきません。
むしろ低収入であっても働きやすい職場なら続けられるでしょう。
ダイエットとか貯蓄も同じです。「楽しい」と感じるなら、または「苦痛と感じない」のなら長続きします。「労働」も一緒です。
「楽しい」とは言わないまでも、せめて「苦痛と感じない」仕事がしたいですね。
ただ、仕事をしない生活が長くなると「社会復帰」できるかどうか心配ではありますが。
ではまた。