セイの雑記ブログ

40代でセミリタイアした男の雑記ブログです。

セミリタイアしたいなら贅沢は大敵

こんにちは、セイです。

 

セミリタイア・アーリーリタイアをする、しないは(リストラなどを除けば)個人の自由ですし、その際の金額や生活費などは様々なので、これが正解、というのはありません。

 

ネットを見ていると色々なパターンがあるので参考になりますね。

 

さて、この方はどうでしょうか?

allabout.co.jp

 

この年齢で、この資産額なら夫婦二人であっても余裕、と思えますが資産や支出額を見るとどうやらそうでもないみたいです。

 

アドバイス1 想定していないことが起こり計算通りにいかない場合もある

まず資産のほとんどが投資信託、しかも外国株式ということによるリスクです。

 

リスクの高い金融商品に投資する場合は余裕資産で、というのは鉄則ですね。

 

一般的に早期リタイアを考える方は、リタイアまでに資産をキャピタルゲイン中心からインカムゲイン中心に組み替え、できるだけ資産額の変動を小さくし、かつ資産を取り崩さなくていいように準備します。

 

インカムゲインの源、つまりお金を増やしてくれる資金を取り崩してしまってはいけません。

 

私の現状ではインカムゲインがまだまだ少ないのでもう少し増やしたいところです。

  

 

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計算以外のことも起こりうることを想定しておきたいです。

 

アドバイス2 早期リタイアする人は倹約家で暮らしは質素
早期リタイアをする方の暮らしぶりはとても堅実です。というのは、資産寿命を伸ばすために生活費はできるだけ配当金などのインカムゲインの範囲内でまかない、資産を取り崩さないようにと考えるからです。

 

インカムゲイン、或いは不労所得だけで生活費を賄えればいいのですが、実際は貯金を取り崩しながら生活するのが実態でしょう。問題はその貯金の取り崩し量を如何に抑えるか。

 

年間支出額を200万円と仮定した場合、25年間では貯金を取り崩す量は5000万円になりますが、パートやアルバイト、不労所得などで年100万円の収入があれば貯金を取り崩す量は2500万円に抑えることができます。

 

正社員を辞めるなら大幅な収入減になるので、辞めた後の収入確保と、生活費のダウンサイジングは必須です。

 

 

通信費。この金額から拝察すると大手キャリアの契約だと思いますが、早期リタイアをする投資家にこんな無駄なお金を払う人はいません。ご夫婦2人でしたら、格安SIMなどにすれば簡単に3分の1程度にできるでしょう。生命保険についても、ほとんどは不要です。そもそも保険はお金がない人が加入するものですから、生活保障を考える必要がないY男さんには無用のもの。

 

通信費は未だ私も大手キャリアなので格安SIMへの乗り換えを検討しているのですが、某企業の4年縛りの罠にハマり、今解約すると機種代金分が無駄になるのでタイミングを見計らっています。

 

 アドバイス3 今後の暮らし方には複数の選択肢を想定しておく
早期リタイアをしてシニアライフを充実させたいとのことですが、私が知っている同じようにおっしゃった方のほとんどがヒマを持て余して数カ月~1年程度で仕事を再開しています。趣味は忙しい仕事の合間に時間を見つけてやるから楽しいのであり、いつでもできる状況になると飽きてしまうようです。

 

うーん、的を得ています。

 

例えば、スポーツクラブなら、何曜日の何時からどのレッスンをやると決まっているのでそれに合わせていけばいいのですが、個人で自由な時間に行ける、と考えると何時でも行けるからいいや。となってしまいます。

 

ロードバイクがまさにその状態。いつでも走りに行けるから、と最近は全く走りに行っていません。

 

時間を持て余すことにくわえ、収入がなく資産を取り崩して生活することの恐怖感は経験しないとわからないものがあります。

 

無職になってまだ半年も経っていませんが、とりあえず今はまだいいけど、ずっとこのままではまずいな、という危機感は持っています。

 

もちろん、これまでのようにフルパワーで稼ぐ必要はありません。生活費のために資産を取り崩さなくていい、もしくは取り崩す額が少なくなる程度で構わないのです。ただ逆にそうなると気が楽になるためか仕事がうまく進んで楽しくなり、リタイア前と変わらないくらい働くようになった方を何人も見てきました。Y男さんもまだお若いですから、思い描いていた通りにならない、見込み違いが起こった、という場合は臨機応変に方向転換する柔軟さを忘れないでいてください。

 

です。出世だの会社の業績だの収入増だのを考えず、気軽に働ければそれでいいとおもいます。

 

仕事が楽しいと感じる、或いはそこまでいかなくても「辛い」と思わなければリタイア前と同じくらいに働き続けたっていいと思います。

 

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結局この相談者はあと数年働くことを決意したようです。恐らく「できれば早く辞めたい」程度で、「趣味や生活費を削ってでも今すぐに辞めたい」レベルではなかったのでしょう。

 

あと数年働く意思があるなら、そのまま定年まで働けそうですが。

 

いずれにせよ、セミリタイア・アーリーリタイアするには倹約家であることが必須条件と言えるでしょう。

 

ではまた。