梅が咲いていた。もうすぐ春ですね。今年の桜の開花予想は?
こんにちは、セイです。
先日家の近くを歩いていたところ、少し離れたところに花が咲いておりました。
普段なら全く気にも留めないのですが、「あぁそろそろ梅が咲く季節だな。梅が咲いているのか。どれ、近くに行ってみてみるか」となにげなく近くに寄ってみました。
もうすぐ春ですね。今年の冬は暖冬だの都心では大雪の可能性があるだの色々情報が錯綜していましたが、私が住んでいるところでは、今のところ雪が降っていた日はほぼありませんでした。
あと1か月もしたら桜が咲くでしょう。
今年の開花予想はこちら⇒https://桜.jp/
というわけで桜について調べてみました。意外と知らない事実もあってびっくりしました。
目次
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桜の種類は600種類以上
桜の種類は亜種なども含めると600種類以上もあるとされています。
有名なところでは、ソメイヨシノ、ヤエザクラ、エドヒガンザクラ、シダレザクラ、ヒカンザクラ、カンザクラ、マメザクラ あたりでしょうか。
桜と言えば、言うまでもなくソメイヨシノが圧倒的に有名ですね。
ソメイヨシノ(染井吉野、学名: Cerasus ×yedoensis (Matsum.) Masam. & Suzuki ‘Somei-yoshino’)は、エドヒガン系の桜と日本固有種のオオシマザクラの雑種の交配で生まれた日本産の園芸品種のサクラ。遺伝子研究の結果、ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの雑種が交雑してできた単一の樹を始源とするクローンであることが判明している。 江戸末期から明治初期に、江戸の染井村に集落を作っていた造園師や植木職人達によって育成された。初めサクラの名所として古来名高く西行法師の和歌にもたびたび詠まれた大和の吉野山(奈良県山岳部)にちなんで「吉野」「吉野桜」として売られ、広まったが、藤野寄命による上野公園のサクラの調査によってヤマザクラとは異なる種の桜であることが分かり(1900年)、この名称では吉野山に多いヤマザクラと混同される恐れがあるため、「日本園芸雑誌」において染井村の名を取り「染井吉野」と命名したという。翌年、松村任三が学名をつけた
Wikipediaより引用
全国、いや全世界にあるソメイヨシノが実は単一の樹を始源とするクローンだったとは知りませんでした。
そういえばどこかの嘘つき国家が起源を主張してましたが、遺伝子解析により別物であることが判明し、日本起源であることが分かっています。
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開花の基準となる場所
桜(ソメイヨシノ)の開花は各都道府県の基準となる個所に植えられている特定の桜が咲いたかどうかで判断しています。
例えば東京なら靖国神社、大阪なら大阪城公園、名古屋なら鶴舞公園、札幌なら五稜郭公園、広島なら平和記念公園、熊本県なら熊本城という具合に定められています。(上記の開花予想のHPにも各都道府県の観測スポットが掲載されています)
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開花予想には計算法がある
桜の開花予想にはいくつかの計算方法があります。そのうちの一つが「積算温度法」と呼ばれるものです。
2月1日をスタートにして、毎日の平均気温を合計していき、合計が400度に達したら開花する、というものです。
なので、九州などの暖かい地方や暖冬の場合は早く、北海道などの寒い地方や厳冬の場合は開花が遅くなるわけです。
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ソメイヨシノは沖縄では咲かない
沖縄ではソメイヨシノは咲きません。
ソメイヨシノは、夏頃に翌春咲く花のもととなる花芽を形成した後、休眠状態に入ります。花芽は冬の低温(約5度と言われています)に一定期間さらされると休眠から覚めます(これを休眠打破といいます)。
花芽は休眠打破のあと温度の上昇とともに生長し開花します。つまり、 一定期間寒い時期がないと花が咲かないのです。
なので、冬の平均気温が高い沖縄にソメイヨシノをもっていっても、ずっと休眠したままで「休眠打破」が起こらず、花が咲かないのです。
上記の理由により気象庁が発表する桜の開花に関して、沖縄ではソメイヨシノではなく、ヒカンサクラを基準の花としています。
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桜によく似た花
桜によく似た花としては梅、桃、アーモンドなどがあります。これらは全て分類上バラ科サクラ属に属しています。
梅、桃は良く見かけますが、アーモンドは日本では珍しい花です。開花時期も桜より2週間ほど早い程度です。欧米などで良く見られます。
アーモンドの花 Wikipediaより
アーモンドは、実が熟す頃が日本では梅雨時期にあたり、実が長雨で腐ってしまうため国内で栽培は難しく、アーモンドの花が見られる場所はかなり限定されます。
東洋ナッツ食品株式会社(神戸市)
神戸市建設局東水環境センター(神戸市)
はままつフルーツパーク(浜松市)
花畑園芸公園(福岡市)
など
お近くにあれば行ってみてはいかがでしょうか。場所によってはお祭りを開催しているところもあるようですよ。
ではまた。