サクラエビのかき揚げを食べるならやはり「浜のかきあげや」
こんにちは、セイです。
タイトル通りですが、さった峠を越えて、由比にある「浜のかきあげや」にサクラエビのかき揚げを食べに行ってきました。
- さった峠
漢字だと薩埵峠と書きますが、一発では漢字変換しないと思います。
歌川広重の浮世絵、東海道五十三次にも出てくる名所ですが、同時に交通の難所でもあります。今でも海岸線沿いに国道、東海道本線、東名高速道路がひしめきあっています。
さった峠へのルートは数ルートあるようですが、徒歩ルートも含まれているので車、自転車では静岡側からと由比側からの2ルートしかありません。今回は静岡側から登ります。
しかし、静岡側からは、標識などがほぼ全く出ていないのでナビか事前にルートを調べていく必要があります。
国道1号のバイパスからだと興津中町のインターで降りて国道52号身延線に入ります。八木間元の交差点を右折し、川を渡って突き当り左へ。
東名高速道路をくぐると、やっとこさこんな小さな看板がでてきます。
道中何回か分かれ道がありますが、きちんと標識が出ています。
左右にはミカン畑が広がっています。右のミカン畑のすぐ向こうは東名高速道路です。
まるで工事現場にでも入るようですが、このまま直進します。
標高は100m程度なのですが、距離が短いので激坂です。ロードバイクで登れば心肺機能のトレーニングになるかも。この日も何人か上っていました。(この時私は車)駐車場は狭く、車7,8台程度しか置けません。
シーズンにはミカンの無人販売所があります。1袋100円。大体4~5個くらい入っています。
車を降りて展望台へミカン畑の中を歩きます。中央のレールは多分、ミカン搬送用のトロッコみたいなものなのでしょう。日本平などでもよく見かけました。
歩くこと数分、展望台が・・・あれ?腐食して倒壊の危険があるため使用禁止となっていました。復旧には時間がかかりそうですね・・・。仕方ないので以前に撮影した写真を使用。
展望台といっても2mほど登るだけなんですが。展望台には案内板が設置されています。ほんとに崖が海に迫っています。
さった峠から富士山を見た後由比側に抜けます。道幅が狭いうえ、ここは手ごろなハイキングコースになっているので歩行者や自転車が良く通りますので注意。おっと先方からロードバイクが。
由比側から見たさった峠入り口。距離は100m程度ですが、斜度20%近くある超激坂です。さった峠はロードバイクで何回か上ったことがありますが、さすがにこちら側から登ったことはありません。っていうか、足をつかずに登れる自信がありません。
由比本陣へ。無料駐車場がありますのでそこへ車を止めて、数分歩くと由比本陣があります。
道中は有形文化財や明治時代の郵便庁舎やらの歴史的建造物が多々あります。
由比本陣です。
お堀かと思ったら馬の水飲み場だったんですね。
カメさんが甲羅干ししています。
由比本陣の中。
バイクラックも完備されています。
入ってすぐの資料館にはジオラマが。
由比本陣自体は公園で入場無料ですが、御幸亭は150円(煎茶サービス付き)、歌川広重博物館は510円となっています。
さて、メインディッシュのサクラエビのかき揚げを食べに行きます。ちゃんとしたお店は高いので、用宗港同様、漁港内にある漁協直営の浜のかき揚げやへ向かいます。
バイパスからなら、由比漁港の交差点を曲がれば正面にサクラエビのモニュメントがお出迎え。左側が土産物屋、右側数百mいくと浜のかき揚げやがあります。駐車場は漁港内にあり、無料です。
土産物屋
旧道またはJR由比駅からなら、駅を出て右側に向かいます。ここにもサクラエビのモニュメントがお出迎え。
看板は出ていますが、見落としがちです。JRとバイパスの高架下をくぐり、浜のかき揚げやは左手になります。
浜のかき揚げや
シーズンオフの時は行ってすぐにオーダーできますが、ハイシーズンになると長蛇の列ができます。私は春の漁期に行って、最高2時間待たされたことがあります。しかもお目当ての由比丼は食べれず。なのでハイシーズンは開店前に行くことをお勧めします。
因みに開店前に行くと、カウンターの前に黄色い番号札があるのでそれを取って順番に並びます。
漁に出た日であればこんな看板が出ていることも。
サクラエビ漁は春と秋の2シーズン。今年の秋漁は11/12~12/25の予定でした。しかし、最近は不漁であるため、例年なら漁期は月曜日以外も営業していたのが11月は金・土・日だけ、12月に至っては臨時休業となってしまいました。引っ越ししたので最早おいそれと食べには行けないのですが、早期再開を願っています。
壁にメニューが貼ってあります。シーズンによって若干メニューが変わります。春の漁期にはミニ丼400円とかもあったのですが、不漁の影響か、ミニ丼はなくなってしまいました。また、春から50円値上げされています。かき揚げは300円→350円、丼は750円→800円。丼とかき揚げ1枚とみそ汁のセットは1,000円→1,100円。
以前は由比丼(釜揚げ桜エビと釜揚げシラス)でしたが、駿河丼(桜エビの沖漬けと釜揚げシラス)にメニューが変わっています。限定50食とか80食なので、駿河丼を食べたいのなら早めに行く必要があります。
因みに由比漁港のホームページには駿河丼が載っていません。なぜだろう?さらに駿河丼でググってもほかのお店のメニューが出てきます。
天気がいい日はテラスのようになっています。しかし、結構日差しがキツイです。11月でも日差しがきつかったので、日陰で食べることをお勧めします。
以前に撮影した写真もありますが、
今はもうない由比丼とかき揚げ丼ミニ。ミニはかき揚げが1枚乗っています。(レギュラーサイズは2枚)
駿河丼セット
おやつ用に桜エビのドーナツもあります。4個入り300円。
中はこんな感じ。口の中に入れるとほのかな桜エビの香りと甘みが広がって癖になります。
ほかにもカレーうどんや桜エビ炊き込みご飯、漁師の沖漬丼などもあります。
また、毎年5月3日には桜エビ祭りが開催され、無料で釜揚げシラスや釜揚げ桜エビがふるまわれるほか、地元の特産品などの販売もされます。
静岡にいたときはあまりのおいしさにどっぷりとハマり、よく由比丼・駿河丼を食べに行ってました。因みにテイクアウトはドーナツとかき揚げだけでなく、かき揚げ丼も持ち帰りできます。(由比丼や駿河丼は鮮度の意味からすぐに食べるのでなければNG)
海洋資源保護の観点から休漁は仕方ないですが、早く営業再開できることを祈願しています。
ではまた