安倍峠・安倍の大滝に行ってきました
こんにちは、セイです。
安倍峠とは静岡県と山梨県を結ぶ豊岡梅ヶ島林道にある峠で、標高は約1,450m。
この豊岡梅ヶ島林道、2011年に台風によりがけ崩れなどが発生したため、山梨県側を中心に通行止めとなっていましたが、2018年10月19日、約7年ぶりに全面開通しています。
7年ぶりに開通したのなら行ってみるかってことで、まず安倍峠に行き、帰りに安倍の大滝を見て、黄金の湯に浸かってきました。
安倍峠へは静岡市内から安倍川沿いに県道29号をひたすら北上します。
梅ヶ島温泉を越えた道の脇に通行可の看板が出ていましたが、訪れたのは11月中旬。もう通行止めですかねー。
梅ヶ島温泉を越えて林道に入り、鯉ヶ滝を見物。若侍はどこへいった?
安倍峠の手前にある登山者用の小屋近くに到着。登山道入り口近くにあった看板。もはや何が書いてあるか分かりません。
やっぱり熊が出るんですね・・・。
登山道入り口から少し行ったところが峠なのですが、特に標識などもなく、道のわきにプレートが埋め込まれているだけです。
県境を越え、山梨県側に入った所に開通の石碑が立っています。
さて、梅ヶ島温泉へ戻ります。
温泉旅館が10軒ほど並ぶだけ。まさに秘湯にふさわしい雰囲気です。
因みに安倍の大滝へは、近くに旅館があってそこの駐車場を利用できるのですが、300円かかります。しかし、そこを通り過ぎて梅ヶ島温泉まで来て、安倍峠への道を右に曲がらず、まっすぐ行ったところに無料の駐車場があります。
歩いても安倍の大滝への入り口まで15分ほどなので、この先の無料駐車場に止めました。入り口から安倍峠まで徒歩で40分歩くのですから+15分くらいどうということはないでしょう。できるだけ無駄なものには金を払いたくありません。
梅ヶ島温泉を散策してみます。駐車場から少し上ると砂防ダムが連なっています。
うーん、ノスタルジーを感じますね。
橋を渡って階段を上ると神社が。比較的新しい鳥居です。
ここから各旅館に源泉として湯が供給されています。
サンドウィッチマンの看板が。テレビ番組のロケでもあったんでしょうかね。
梅ヶ島温泉からてくてくと坂道を下ること15分。途中で登山者と思しき集団とすれ違いました。入り口にはこんな看板が出ています。
この脇道から行けますが、もう少し下ると湯の華旅館への入り口があり、そこにも安倍の大滝への看板が出ています。さて、ここから40分かけて安倍の大滝へ。
安倍の大滝へは吊り橋を3つ渡ります。まず一つ目。
看板もあるので迷うことはないでしょう。
急な下り階段。
吊り橋その2。これが横揺れ防止のワイヤーがないため物凄く揺れて恐怖です。
こんな注意書きが。
あわわわ・・・足がすくみそうです。
吊り橋を渡ると何やら棒のようなものがたくさん転がっています。特に注意書きはないのですが、杖として利用できます。あと1km。
ここから先、300mほどきつい山道が続きます。Tシャツ1枚でも汗だくになるくらいです。歩きやすい靴、服装は勿論ですが、汗を拭くタオルを持っていくべきでした。
倒木に苔が生えてなんだか幻想的な雰囲気です。
あと700m地点。ここから先は割と緩やかなアップダウンが暫く続きます。
あと200m地点。後ろの方に第3の吊り橋が見えます。ここらあたりからまたキツイ山道になります。
途中にはこんな洗い越しのようなところも。
第3の吊り橋
あと100m。あと少し。
到着です。お疲れさまでした。
別に滝が好きというわけではありませんが、観光名所だけあって雄大ですね。マイナスイオンいっぱいで癒されます。
平日の昼間だからでしょうか、時間帯が少し遅かったせいでしょうか、行きにカップル一組とすれ違っただけで、後は誰ともすれ違うことはありませんでした。
紅葉がきれいです。
さて、安倍の大滝まで往復で2時間程度歩いたので汗だくです。黄金の湯へ行って汗を流しに行きます。
別のブログに確か飲食物持ち込み可と書いてあった記憶があるのですが、利用客のマナーが悪かったのか、売店の売り上げに影響したのか、飲食物の持ち込みは禁止となっています。
足湯は聞いたことありますが、手湯は初めてです。
バイクラックも完備です。ここを拠点に安倍峠にロードバイクで上る猛者がいるのでしょう。特に梅ヶ島温泉を越えてからは斜度10%越えが多々あり、かなりキツイヒルクライムになっています。ただ、道ががたがたであまり快適とは言えません。
余談ですが、以前にツールド安倍峠というロードバイクのヒルクライム大会が開催されていたようですが、通行止めになった影響か、イベントとして盛り上がらなかったせいか分かりませんが、今は開催されていないようです。
入浴料は700円ですが、JAFの会員だと100円引きになります。また、1時間だけの利用ならば400円と更にお得。そんなに長居するわけではないので当然400円の1時間券を購入。(この場合JAFの割引は適用されず)
平日の夕方なのでこんなものでしょう。
いい湯でした。泉質はナトリウムー炭酸水素塩温泉だそうですが、ヌルヌルする湯です。
体も温まったので更に下り、赤水の滝の見物に行きます。赤水の滝は毎年ライトアップしており、今年は11月の10日~25日までの約2週間、ライトアップをしているそうです。
平日なのでガラガラ。
滝までは光の帯が走っているので足元も大丈夫です。
滝のライトアップは初めて見ましたが、きれいなものですね。
後で知ったことですが、ライトアップされている箇所が、見る場所によってはハート形に見えるんだとか。私が撮影した場所だと右に傾いたハート形に見えなくもない?
私が訪れたときは駐車場と遊歩道の間にはテントしかありませんでしたが、土日だと有料で甘酒が飲めたり、地元の特産品の販売などもあるようです。
滝、ライトアップなどでググると結構きれいな画像が出てきますのでお近くのライトアップされた滝を見に行ってみてはいかがでしょうか。
ではまた。