セイの雑記ブログ

40代でセミリタイアした男の雑記ブログです。

日本人は5つのランクに分類される

こんにちは、セイです。

 

 以前に「セミリタイアに必要な資金はズバリ〇万円!」の記事でセミリタイアに必要な条件として、準富裕層以上の資産が欲しいことを述べました。

 

では、この準富裕層とは一体何のことでしょう。

 

  •  準富裕層とは純金融保有資産額別ランク分けの一つ

 

株式会社野村総合研究所(以下野村総研)という会社が2年に一度、日本の全世帯の純金融保有資産額の階層別データというものを公開しています。2017年の日本における純金融資産保有額として、最新データが2018年12月18日に公開されています。

 

www.nri.com

 

この報告書では、純金融保有資産額の順に、5億円以上を超富裕層、1億円~5億円を富裕層、5000万円~1億円を準富裕層、3000万円~5000万円をアッパーマス層、3000万円以下をマス層と区分けしています。

 

分類 純金融保有資産額
超富裕層 5億円以上
富裕層 1億円~5億円
準富裕層 5千万円~1億円
アッパーマス層 3千万円~5千万円
マス層 3千万円以下

 

因みに純金融保有資産額とは保有している金融資産(預貯金、株など)から金融負債(借金や住宅ローンなど)を差し引いたものです。

 

現金で4000万円、株で2000万円持っていても、住宅ローンが2000万円あれば純金融保有資産額は4000万+2000万-2000万=4000万円となります。

 

なお、すぐに現金化できない不動産などは金融資産には入りません。

 

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                             野村総研より引用

 

このデータをわかりやすく表とグラフにしてみました。

 

分類 世帯数(万) 割合
超富裕層 8.4 0.16%
富裕層 118.3 2.20%
準富裕層 322.2 6.00%
アッパーマス層 720.3 13.41%
マス層 4203.1 78.24%
合計 5372.3 100.00%

 

  

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割合が少なすぎて見出しがなくなってしまいましたが、薄っすら青いところが超富裕層(0.16%)です。

 

所謂億万長者は純金融保有資産額が1億円以上、つまり富裕層以上になりますので126.7万世帯、率にすると2.36%ということになります。会社の従業員が100人いたとしたら、2人位は億万長者だということです。

 

このグラフを見ると、なんと日本の全世帯の3/4以上がマス層にあたることがわかります。少し余裕のあるアッパーマス層を加えても90%以上が純金融資産保有額が5000万円未満なのです。

 

もっとも、考えてみたら当たり前なのかもしれません。一般的な人は大体結婚して子供をもうけ、家を買い、養育費や住宅ローンに追われて貯金に回す余裕はないのでしょう。

 

愛しい奥さんとかわいい子供たちを養うためにマイホームを買って会社の奴隷となって働くのがいいのか、わびしくとも独りで自由を謳歌するのがいいのか、どちらがいいのかは人によりますが。


そう考えると、純金融資産保有額が5000万円以上持っていることが如何に社会的少数派、マイノリティであることがわかります。もし10人いてあなたが準富裕層だとしたら、他の9人はアッパーマス層以下で、あなただけが準富裕層以上なのです。

 

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なので、会社を辞めようか、なんて周囲に相談しても無駄ということがわかります。大多数の人はそれほどの資産はないのですから、会社を辞めることなんて選択肢自体が思い浮かぶ訳がないのです。

 

  •  準富裕層(5000万円以上)が一つの節目


そして、このクラスになってくるとやはりセミリタイアが現実味を帯びてきているのでしょう。Googleで「準富裕層」と検索すると、その次の検索候補が30代、リタイア、年齢、ブログなどが挙がってきます。(2018年12月時点)

 

皆さん考えることは同じなのでしょう。

 

セミリタイアに関するほかの方のブログを読んでても、やはり純金融保有資産額が5000万以上の方が多いように感じます。

 

 というか、これくらいの資産がないと不安でたまりません。私もカテゴリーとしては準富裕層に属していますが、それだけの資産があってなお、不安です。

 

不安を解消するためにも、支出を減らして収入を増やす努力をしていきたいと思います。

 

ではまた。

 


◆◆マンガでわかる資産運用入門 / 日本経済新聞出版社/編 卯月/マンガ / 日本経済新聞出版社