高齢者はアルバイトすら危うい?
こんにちは、セイです。
働かずに暮らしていけるー
誰もがそんな理想を持ちますね。でも残念ながらそれは、働かなくても生きていけるだけの資産を持っている、ごく一部の人だけの特権なのです。
不労所得があればいいのですが、月20万稼ぐなんて凡人には無理です。
病気や怪我などで「働きたくても働けない」人は仕方ないですが、健康であれば、やはり働くしかないと思います。問題は「どう働くか、どれだけ働くか」ではないでしょうか。
しかし、年齢が高くなると働くこと自体ハードルも高くなるようです。
「人手不足とはいえ、ニーズがあるのは現場でバリバリと働ける“一兵卒”です。給料が3~6割下がっても文句を言わず、素直に現場仕事を回せる人材なら、仮に高齢者であっても大歓迎で再雇用されると思います。
ただ、50~60代の人材は、管理職経験者率が高いせいか、現場仕事は敬遠したり、“自分はまだやれる”と妙な勘違いをして周囲に口出しする人も少なくない。そういう人は、現役世代と同じ空間にいるだけで社内の空気が悪くなるので、会社としては雇いたくないのが本音です」
「同じ会社に長年勤めた人ほど、“一生会社に面倒見てもらえる”という感覚が強いので、危機感が薄い。しかし、いかに過去に活躍した人や、社内で要職を経た人でも、退職すれば、会社は助けてくれません。そうした事情をきちんと理解せず、社外での自分の価値を見誤ったまま転職に臨もうとするので、失敗するんです」肩書や過去の経歴は通用しない。50歳以降は、まさに人生における「第二のサバイバル期」。
再雇用にしても、転職するにしても、プライドが高かったり、変なエリート意識を持っているとだめですね。40歳以降は、自分は何の価値もないと思うくらいの方がいいでしょう。
特に再雇用の場合、かつての部下に顎でこき使われるくらいのことは当たり前に想定すべきでしょう。もう「正社員」でも「管理職」でもないのですから。
「老いては子に従え」ではないですが、自分が「上位者であったのは過去の話」と割り切らなければなりません。
それにしても、『会社員人生の「終盤戦」で待ち受ける不都合なシナリオ』とは。
(1)再雇用枠は飽和状態
高齢者雇用安定法改正から7年が経過するも企業はいまだに60歳以上の労働力の有効活用法を見いだせていない。現役時代よりも大幅な給料減は免れず、重要な仕事を任されないため、心が折れ、退職に至る事例も多い
これは人や企業ごとによるのではないでしょうかね。前の会社で再雇用になった人たちは重責から解放されたからなのか、比較的のびのび仕事していたように見えます。再雇用された方が、健康問題以外で退職したケースはあまりみかけませんでした。
私なんぞ、「重要な仕事を任されたくない」から退職したのですし。
それなりに貯金があるから「例え高給であっても嫌な仕事はしたくない。日銭が稼げればそれで良い。」というのが本音です。
高い給料貰ってお客さんに謝りに行くくらいなら、安い給料で社内の掃除をしているおばちゃんと代わりたいと常々思っていました。
(2)年金はより不透明に
継続雇用年齢の70歳までの引き上げが、政府によって検討される一方で、危ぶまれるのが年金支給開始年齢の引き上げ。現在の65歳から68歳へ、そしていずれは70歳へと、さらに引き上げられる日もそう遠くはない
これは同意です。私は20年後、年金支給開始年齢は70歳に引きあがっていると予想しています。できれば68歳で止まっていてくれれば嬉しい誤算なのですが・・・。(まさか75歳ってことは流石にないと思いたい)
(3)アルバイトすら競争激化
介護医療や飲食サービス業などを中心に発生する人手不足の対策として、外国人技能実習制度が開始。年月とともに外国人労働者の質が上がっていくため、優秀な競争相手の登場で高齢者のアルバイト参入はより困難に
これはどうでしょうね。確かに最近コンビニやらマックやらあちこちで外国人(主に東南アジア系)が増えてきています。しかし、東南アジアも発展してきているのでわざわざ日本に働きに来る外国人も、どこかのタイミングで頭打ちになるのではと思っています。
ともあれ、「もう二度と働くつもりはない!それだけの貯金はある!不労所得もある!」と言い切れる人以外は何らかの形で働くべきではないかなと思っています。
定期収入は重要ですし、年金がもらえるまでの期間は短いほうが有利です。無理なく働けるのであれば、週2日でも、誰ともしゃべらず黙々と作業するだけでもいいのではないでしょうか。
個人的には金銭面での不安を解消するため、40代半ばまでに5000万円以上貯めて、40代後半から55歳位までセミリタイアして貯金の取り崩し量を極力抑えつつ(±0以上がベスト)、50代後半でアーリーリタイアを目指すのが良いかなと思っています。
ではまた。