セイの雑記ブログ

40代でセミリタイアした男の雑記ブログです。

私が大企業を退職した理由(3)

こんにちは、セイです。

 

 「私が大企業を退職した理由(2)」からの続きです。

 

(1)、(2)で述べた通り、会社の思惑と私の思惑のすれ違い、なんでしょう。会社も私も、もはやお互いを必要としていなった、ということです。たとえて言うなら性格の不一致で離婚した夫婦みたいなものでしょうか。

 

今回はその続きですが、理由というか、周囲の反応などがメインになります。

 

目次

 

  • 上司の反応は?

まさか退職するとは思っていなかったようで、驚いていました。しかし、それらしい理由を告げると(流石に仕事が嫌だからとは面と向かって言うのは良くないでしょうから)「もう1日よく考えてみて」と良い、翌日意思が変わらない旨を告げると「わかった。後日退職願を書いて持ってきて」といってそのまま話はスムースに行きました。

もともと私にやる気がなかったのは解っていたことでしょうし、私の代わりなどいくらでもいるでしょう。それに私が知っているだけでもここ1年で、他部署ですが、数人は退職しています。退職など別にさほど珍しくもないのでしょう。部下が退職したからって本人の査定にケチがつくわけでもないですし。

 

大企業なので退職者は沢山いますから、特に引き留められることもなく、嫌がらせなどもなく、淡々と事務的に話は進みました。

 

  • 周囲の反対はあったのか?

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 退職や転職は個人的なことなので、だれがどうこう言おうと私の人生。最終判断は私が行うので会社関係(上司や同僚は勿論、仲の良い同期ですら)の人間には誰にも相談はしませんでした。

 
それに、相談したところで「今更会社辞めてどうするの?再就職先なんてないよ?」「何馬鹿なこと言ってるんだ。くだらないこと言う暇があれば仕事しろ」と否定されるのは目に見えています。世間一般では20年も勤め続けたのだから、そのまま定年まで勤め続けるのが当たり前なのでしょう。
 
しかし、肉親に対してはそういうわけにもいきません。肉親には退職を会社に申請する前に相談していました。また、退職したら実家に戻るつもりでもいましたし。
 
勿論最初は驚きましたが、親自身も転職経験があり、現在の会社における私の立場や扱い、心境を話し、貯金額を提示して「大丈夫」と説き伏せました。
 
親もありがたいことに「退職しても何とかなるくらいの貯金額もあるのだし、このまま嫌な思いをして勤め続けてうつ病などの病気を発症し、体を壊すくらいなら辞めなさい。暫くゆっくり休んでから働けばいい」と半分仕方ないといった形で受け止めてくれました。
 

肉親以外では、社外の親しいごくわずかな友人にも打ち明けましたが、やはり賛否両論。もっとも否定されたところで退職する意思は変わりなく、どちらかというと決意表明という形でしたが。

  

肯定派は、どんな判断であろうと自分の人生は自分で決めること。どのような結末になろうともそれは自己責任。犯罪などを起こさなければ問題ないだろう、自分の好きにしたらいいというもの。

 

否定派は長年働いた会社を退職するなんて馬鹿げている。そもそもその年で親に寄生して暮らすなんて人として間違っているというもの。

 

親と同居しているからと言って別に親に寄生するつもりはありません。そりゃ確かに完全に独立しているわけではありませんが。車の駐車場代やら保険料やらスマホの使用料やら、自前のものは勿論すべて自分が払っているわけですし。

 

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マンションの管理費や固定資産税や通信費などは一人で住もうと二人で住もうと同じだし、光熱費は増えるものの倍増するわけではありません。食費は確かにかかるので、親が使用している電子マネーに適宜入金しています。勿論洗い物や掃除など、家事の一部も行っています。20年以上独り暮らしをしていたので家事は別に苦になりません。(料理はできませんが)

 

そもそも、実家はいずれ親が亡くなったら私が住むことになっていました。それが数年~十数年早くなっただけのことです。

 

それに、例え親に寄生しようがしまいが、血縁者ではない友人に、他人の家のことに口を挟まれるいわれはありません。確かにかっこ悪いかもしれませんが。

 

親としても、車も自転車もないので私が代わりに買い物に行ったり、家事を行ったりしているので助かっている面は少なからずあるはずです。(もっとも、今のところ食いぶちが増えたと愚痴をこぼしていますが)

 

  • 周囲の反応は?

退職が決まった後も普段通りの業務でした。が、プライベートなことなので特に自分から言いふらすこともなく、最終出社日に事務所や現場に回って退職のあいさつを行いました。

 

管理職や責任者クラスは既に知っていましたが、一般社員までに情報は伝わっていないようで、反応は様々でした。

 

「え、あ、そう、ふーん、頑張って」とか「え、マジで?なんで?」といった声が大半でしたね。なかには「寂しくなるなぁ」などと嬉しいことを言ってくれる方もいましたが。


こうして私は長年勤めた大企業を後にしたのです。

 

手続きや最終出社日までの心境などはまた別の記事で記載します。


ではまた。

 


◆◆早期退職 / 荒木源/〔著〕 / KADOKAWA