セミリタイアとは?
こんにちは、セイです。
私は2018年12月末日に退職予定で、現在は有給休暇消化中という立場です。
有給休暇消化が終わったら失業保険の申請をして3か月経過したのちに就職活動をしながら失業給付金をもらう予定ですが、40代半ばで再就職して正社員になれるとは思えないし、なる気もあまりないのでアルバイトかパートでもしてセミリタイアしようと考えています。
旅行ネタも尽きたので退職に至った経緯やその時の感想、資産などをボチボチと書いていきたいと思います。(当時の心境などはメモ帳にメモっておいた)
- セミリタイアって?
多分皆さんすでに承知かもしれませんがセミリタイアという単語自体は和製英語で辞書には載っていません。英語ではアーリーリタイアと言います。なお、定年退職は「リタイア」です。
アーリーリタイヤは早期退職と和訳できると思いますが、早期退職というと会社都合の「希望退職」のイメージが強いかもしれません。
「セミリタイア」という言葉は1970-1980年代に活躍した往年の名司会者、大橋巨泉さんが芸能人として大活躍しているにもかかわらず、「ギミア・ぶれいく」以外の全番組を降板する際の記者会見で使った表現が最初といわれています。
芸能界や放送界から完全に引退する「リタイア」ではなく、「ギミア・ぶれいく」の番組だけ仕事をする、全部ではなく半分(以下)だから「セミ」、「リタイア」だと。
なお、山口百恵さんは人気絶頂のさなかに結婚して芸能界を完全に引退したので、芸能人としては「アーリーリタイア」だといえます。
巨泉さんの場合、仕事が嫌というよりも、巨泉さんが経営している「OKギフトショップ」という、海外にある日本人向けの土産物屋さんが軌道に乗って資金面での不安がなくなったことが最大の要因のようです。
巨泉さんのようにほかの事業(サラリーマンならば副業でしょうか)がうまくいったからセミリタイアするという人もいれば、ある程度預金がたまったから、もうお金のために嫌な思いをしてあくせく働きたくないのでセミリタイアする、という方もいると思います。私はまさに後者のタイプです。
- セミリタイアとアーリーリタイアの違いは?
きちんとした定義があるわけではありませんが、正社員として一定期間働いて定年退職の前に退職し、その後に、フルタイムではなくアルバイトやパートなどで、誰かに雇用されて働くことを「セミリタイア」、労働は完全にしないことを「アーリーリタイア」と解釈することが多いようです。
「アーリーリタイア」をするには預金が十二分にあるか、不労所得が十分なければ「セミリタイア」よりもかなり厳しいです。
なお、アフェリエイターやブロガー、ユーチューバーなどは広告収入や執筆収入があるのでフリーランス、自営業という区分です。
- ニート・フリーターとの違いは?
ニート(Not in Education, Employment or Training, NEET)とは、就学・就労・職業訓練のいずれも行っていないことを意味する用語で、厚生労働省の定義によると、15〜34歳の非労働力人口のうち、専業主婦を除き、求職活動に至っていない者が該当します。因みにいわゆる「家事手伝い」については、現在の厚労省の定義ではニートに含まれません。
また、正社員・正職員以外の就労形態(契約社員・契約職員・派遣社員・アルバイト・パートなどの非正規雇用)で生計を立てている人をフリーターといい、同じく15歳から34歳までが対象となっています。
つまり35歳以上で労働していない人は、厳密な意味ではニートでもフリーターでもありません。もっとも、世間一般では65歳以下の無職=ニート、契約社員やアルバイトやパート=フリーターというような公式が出来上がっていると思います。
まぁ、呼称なんてどうでもいいことです。自分の意志で(中にはパワハラなどでやむを得ずに仕方なくという方もいると思いますが)40代半ばで会社を辞めたのですから、呼称にこだわるのではなく、「会社を辞めてよかった」と胸を張って言えるようになりたいと思います。
そのためにはセミリタイアを「成功」させなければなりません。
会社を辞めてセミリタイアしたことが「正解」だったのかどうかは数年~30年くらい経たないと分かりません。また、何をもって「正解」とするのかもわかりません。
世間一般では「正社員」以外は負け犬や人生の落伍者のような扱いで「失敗」と決めつける風潮がありますが、「正解」は他人が評価することではなく、自分がそう感じたかどうか、のはずです。貧しくても毎日が楽しい、または不満がなければそれは成功と言えると思います。
負け惜しみではありませんが、私から言わせればお金のために人生の大半を嫌な仕事をして「社畜」として過ごすほうが負け犬だと思っています。仕事が楽しくて仕方がない、というのであれば別ですが、多くの方は「仕事なんだから仕方ない」と割り切って嫌々仕事をしているのではないでしょうか。
せめて死ぬ前に預金が尽きることのないように株式投資やブログ、おいおいはバイトも頑張って、セミリタイアを「成功」させたいと思います。
ではまた。