セイの雑記ブログ

40代でセミリタイアした男の雑記ブログです。

日本の信号機は異常?

こんにちは、セイです。

 

普段、そこにあるのに特に気にしていないものは沢山あります。

 

信号機もその一つです。せいぜい青は進め、黄色は注意、赤は止まれ、程度の認識です。 

 

biz-journal.jp

 

 日本の信号機が、どんなサイクルで点灯と消灯を繰り返しているのか、気にされている方はどれだけいるだろうか。

 普段、生活していて街中で信号機を見ない日はないほどなのに、意外にその存在は意識の中に入らない。だがそれは、密かに生活をコントールしているのである。

 信号機が青から赤に移り変わる時、一旦黄色を経由することは誰もが知っていることだろう。「これから赤信号になるから止まる準備をしなさい」という警告である。今まさに青信号で通過しようとしているドライバーに、そう警告するわけだ。

 一方、赤から青は突然である。なんの予告もなく、唐突に色が替わるのだ。「これから青信号になるから発信する準備を進めなさいよ」とはならない。いきなり信号機が赤から青に変わって、ハッと驚いた経験がある方もいるだろう。逆にジッと身構えて、タイミングを見逃さないようにと信号機を凝視することも少なくない。

 

確かに言われてみれば、赤から青に変わるのは突然ですね。今まで気にしたこともありませんでした。

 

 

因みに並びは左から青、黄、赤が一般的ですが、雪国では上から赤、黄、青となっています。縦になっている理由は積雪により信号機が倒壊しないためです。初めて見たときは物凄く違和感を感じましたが、慣れてしまえばどうということもありません。

  

では海外はどうか。
 たとえばドイツは、青から赤になるときも、赤から青になるときも、かならず黄色信号を経由する。「これから信号の色が変わりますよ」と知らせるわけだ。これによって交通はスムーズになる。日本のように、青が点灯してから、慌ててギアを発進モードにいれたり、ブレーキペダルから足を放したりする無駄な間がない。まして、最近社会問題になろうとしている「スマホに見入って発進が遅れる」という迷惑も少ないのだ。

 

すいません。この場で謝ります。信号待ちしている間って意外と長くて暇なのでついスマホに手が伸びてしまうんです。

 

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ドイツ在住の交通の専門家に聞くと、こんな答えが返ってきた。
「ドイツはクルマ文化が成熟しています。クルマを早く進めることが交通に有益だという考え方が基本にあるのです。それも道理ですよね。クルマは動かして初めてクルマなのですから」
 止まっていたのでは、クルマはただの大きな鉄の塊にすぎない。それにもかかわらず、日本の行政はクルマを停止させたがる。それが安全なのだという悪しき考え方が基本なのである。信号機を管理する公安委員会と警察は、いまだに交通後進国体質なのである。

 

全く持ってその通りですね。車は動いてナンボ。動かない車は鉄の塊。車を早く進めることが交通や経済には有益です。それなのに日本は「安全」という名目でとにかくスピードを抑制し、止めたがります。

 

以前、新東名高速道路の制限速度が一部区間で試験的に120km/hに引き上げられ、現在も経過観察中であることを記事にしました。 

say-zatuki.hatenablog.com

 

工期短縮のため一部規格外もあるようですが、もともと140km/h出せるような構造で建設されているのだから120km/hなんて何をいまさら、って感じです。

 

こうしたことからも日本は交通後進国だというのが解ります。

 

 実は、もっと交通を流そうという国がある。そのひとつが「微笑みの国」タイランドだ。

 バイクやクルマが激しく往来するタイの首都バンコクでは、たいがいの信号機のカウントダウンの数字が表示される。赤信号で停止している時にも「あと○秒で青に変わりますよ」と告げられる。これがとても有効で、どれだけ待たされるのかわからないことのイライラからも解放される。 

 

これも言われてみて初めて、あぁ、そういえば、となりました。歩行者用の信号でカウントダウンするタイプのものはありますが、自動車用の信号でカウントダウンするものって見たことがありません。

 

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 そればかりか、ドイツのように発進にモタつくことがない。カウントダウンからの青信号だから、それはまるでレースのスタートシーンのように、ほとんどのクルマがその瞬間にスタートする。最前列のクルマが動いてからようやく2列目のクルマが動き、挙げ句の果てに後続の車が動き出した時にはもう信号機は赤に変わっていた、などという日本的なモタモタ感はないのである。 

 

青になったら速やかに発信したいので左右の信号を確認して信号が赤になり、2~3秒後目の前の信号が青になった瞬間にブレーキペダルを離してアクセルを踏むようにしていますが、目の前の信号がカウントダウンしてくれればそのように左右の信号を確認しなくても済みます。

 

せっかくの優秀なクルマを生み出している自動車大国・日本だが、交通インフラは旧態依然としている。クルマは走らせることで初めてクルマだということを、海外で学ぶことも少なくない。

 

技術は優秀なのに考え方は旧態依然。いかにも日本って感じです。

 

安全をないがしろにしていいわけではありませんし、国民性もあるのですぐにドイツやタイを見習えとは言いませんが、もう少し前向きな姿勢が欲しいですね。

 

ではまた。