セイの雑記ブログ

40代でセミリタイアした男の雑記ブログです。

出世がすべての考え方はもう古い

こんにちは、セイです。

 

世間一般ではまだまだ多くの人が「一生懸命働いて出世して年収を増やして豊かな暮らしをしたい」と思っている人が多いと思います。

 

どんな人生を送るかは人それぞれなので、それが悪いとは言いませんが、人生の大半を会社に捧げて、嫌な思いや辛い目に合って、その見返りがささやかな幸せでは余りにもコスパ悪すぎませんかね?

 

それに、自分がそうだから他人に「出世して当然」みたいな考えを強要するのはやめてもらいたいもんです。

 

多少のストレスはあるけど、楽しく?仕事しているよっていう人は良いんでしょうがね・・・。

 

 

この記事↓では「働き方の多様性」について述べています。

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 キャリア申告書とは、自身のキャリアビジョンを記し、異動希望の有無や内容、また、身上面の変化、勤務希望地等を記載するものだ。
 この「勤務希望地」は、「どこでもよい」にマルをしなければならない、という暗黙の了解がある。全国転勤の可能性ありの職制で就職したからには、勤務地の希望すら出せない。希望を出そうものなら、「やる気がないのか」「出世する気がないのか」と思われてしまうのではないかという疑念がわく。

 

前職でも自己申告書なるものがあり、転勤の希望の有無がありましたね。ほとんど「転勤を希望しない」に〇をつけていた私は、そう考えると異端児だったのでしょうか?

 

自己申告書には会社の待遇について不満があるかどうかを書く欄があったので不満を書き連ねたら、ある時上司に「普通はこんなこと書かないもんだ」って説教されました。

 

不満があるなら書けってあったから書いたんですが。そいつの言い分は「不満があるなら辞めろってことだ」だそうです。その当時「こいつはどんな社畜脳してんだ」って思いましたが。

 

会社に対する不満をあきらかにし、会社がそれに耳を傾けて「職場環境を良くして従業員が働きやすくする環境を作る」のがおまえの仕事だろ?管理職としての仕事しろよって言いたいです。

 

まぁ、実際数年後に辞めてやりましたがね。(笑)

 

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そういえば先日、会社で仲の良い友人から電話がかかってきて、色々話していたのですが、私が以前に勤務していた工場を転勤になった際、私の後任者として赴任した人物もこのあいだ退職したそうで、二人してあの工場呪われてるな、などと笑っていました。

 

後任者の彼については、別の工場で同じ業務についていたので多少知っていましたが、私よりもかなり優秀で、かつ妻帯者で子供もいるので辞めるはずがないと思っていたのでかなり意外です。

 

彼の場合はセミリタイアではなく、純粋に嫌気がさして転職したか、ヘッドハンティングのような気がします。同じ業務内容でも工場によって大きな差がありますから。

 

 

ともあれ、この「建前と本音」の使い分けみたいなの辞めて欲しいですね。転勤したくない人だっているんだよ。

 

 同様のことは、社内の昇進試験でも見受けられる。昇進試験を受けたくない、つまり、今より上の役職には就きたくない、という気持ちを抱くビジネスパーソンは少なくない。昨今の「働き方改革」の推進によって、いわゆる中間管理職に業務のシワ寄せがいっていることが多いからだ。

 

前職は昇進試験はなく、上司の評価によって自分の意図に関係なく勝手に出世されられました。なのでなるべく上司の評価を上げないようにしていました。

 

 働き方改革の本質を理解したうえで「業務量を減らす」「無駄な仕事はしない」ということができている会社組織はそう多くはない。また、クライアントビジネスを行う企業や下請け業務を行う企業にとっては、クライアントの理解なくしては、根本的な仕事量の削減・見直しは不可能であろう。それにもかかわらず、長時間労働を削減しようという風潮が強くなり、特に若手社員には残業させづらくなっている。 

 

これなんですよねぇ。何度か書いていますが、「早く帰れ」っていうのは誰にでもできるんですよ。「部下を早く帰らせるためにはどうしたらいいか」を考える管理職っていうのは少ない。更に「業務を効率化する」と考える程度で「業務量を減らす・無駄な仕事はしない」っていう考えまでたどり着く管理職は極めて稀です。

 

業務の効率化なんてもうやってるんだから、後は必要のない仕事をやらないとか顧客の我儘には応じないっていう姿勢が必要なんですが、それが理解できていない。

 

客が神様なんて馬鹿げた発想しているのは日本だけだ。そんなのに顧客満足」を掲げて付き合っているから無駄な仕事ばかり増えるんだよ。

 

 そのため、中間管理職層が若手社員のやり切れない業務をこなし、管理職層・経営層やクライアントの変わらない要求水準に応えなければならない。会社での勤務時間制限が厳しくなっている今、「持ち帰り残業」が増えているのが現状であろう。私が勤務していた大手日系企業でも囁かれていた「課長にはなりたくないよなぁ」「あんなに働かされるなら、今の給料のままでいいわ」という若手社員の声は、管理職層には、まるで届いていなかった。

 

まさに私です。(笑)

 

「管理職にはなりたくないよなぁ」「今以上にしんどい思いするくらいなら今の給料のままでいいわ」。私の口癖でした。そう考えると年齢的に中間管理職クラスでも考え方は今どきの若手社員なんでしょう。

 

 出世して、プライベートの時間がなくなるくらいだったら、今の給料のままでいいから穏やかに暮らしたい。多くを望まないから、仕事で心身を崩すようなことは避けたい。家族や趣味の時間を大切にしたい。本業だけでなく、趣味を仕事にする等、副業にもチャレンジしたい。

 

全くその通りです。ほんとに何のために働いているのか解りませんね。生活するために働いているのに生活を犠牲して働くって矛盾していませんか?

 

  働き方を見直す、というこの時流において、個々の働くことへの姿勢は多様になって然るべきである。実際は、転勤したくない男性だっているはずだ。出世や高い給料はいらないから責任を負いたくない、という人もいるだろう。また、家族の介護等、何らかの事情で現在の居住地を離れることが出来ない人もいるはずだ。
 こうした男性が「地域型総合職」や「一般職」として就職することを、はたして会社はどのように判断するのだろうか。昇進試験を受けたくないという人を、キャリア申告書に勤務地希望を明記する人を、会社はどのように見るのだろうか。それだけを以て「仕事に対してやる気がないひと」「会社にとって戦力にならない人」と判断するのは、この時代において、いかにもナンセンスなことだと思う。

 

会社は個人の都合なんて考えていませんからねー。転勤しなくないなら転勤のない会社に行けって言われるのがオチです。

 

 働く人にとっての「幸せ」とは何なのか。これは、「働き方改革」という時流も手伝ってか、深く個々に問いかけられるトピックになっている。働くことへの価値観と実際の働き方がミスマッチであることほど、苦しいことはない。性別・年齢問わずに、多様な働き方を自分でチョイスするべき時が来ていると思う。これまでの常識にとらわれない、柔軟な働き方をできるように。個々の意識の変化とともに、会社組織全体の変化も求められている。

 

ほんと、もっと柔軟な働き方ができないもんですかねぇ。

 

男なら出世して、転勤して当然って考え方、辞めてもらいたいもんです。

 

俺たちは会社にとって都合のいいコマじゃないんだよ。

 

ではまた。