セイの雑記ブログ

40代でセミリタイアした男の雑記ブログです。

年収950万円が負け組になった理由

こんにちは、セイです。

 

仕事にしろ人付き合いにしろなんでもそうですが、人には向いている・向いていない、合う・合わない、好き・嫌いはあります。

 

だって人間だもの。

 

なんでもそつなくできる完璧超人、オールマイティの人間なんていやしません。

 

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 大学卒業後、大手インフラ企業に就職した中谷さんは、この時点では誰もが羨む「勝ち組」だ。しかし、30代のキャリア選択から不穏な空気が漂い始める。
「当時は直営の現場や顧客のニーズに対応する仕事で、やりがいもありました。しかし、35歳のときに出世を打診され、調査部に転属されたのが間違いでした」

 

この記事の男性は、この時点までは間違いなく勝ち組だったのでしょう。そしてそのような状況下では確実にやる気や意欲もあり、出世欲もあったでしょう。出世を打診されたらそれを受けるのも仕方なかったのかな、この選択が誤りだとは当時気づかないだろうと思います。

 

会社側も優秀な彼ならこの仕事もできるだろうと考え、本人もやる気や意欲・出世欲もあるのでオファーを受けた。

 

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しかし、それは誰も予想できなかったミスマッチだったのです・・・。

 

現場の相談役として、部下や下請けに慕われるハブ的な管理職。新しい部署は、そんな中谷さんの理想とはかけ離れていた。
「現場や下請けのあら探しという、真逆の仕事でした。年収は1000万円近くになりましたが、どんどん嫌な人間になっていく気がして……。普通の人付き合いでも、猜疑的な目を向けてしまう。4年たった頃、うつ病を患いました」

 

この気持ち良く分かります。私もそういった部署に勤めていましたから・・。

 

現場のオペレーターがきちんとルール通りに作業を行っているか管理・監督する、といえば聞こえはいいですが、実情は単なる粗捜しです。

 

 

私のかつての上司なども、「現場の奴らの言うことなんか信用するな」的な考えの持ち主でしたからね。もっとも、そんな態度をとったら現場の人から信用を得られないので、現場の方へは愛想よく接し、スタッフと話すときは「〇〇さんはそういう人だから話半分に聞いてうまく持ち上げつつ、こちらの意図する方向へ誘導してやるのがいい」と話していました。

 

まぁ、高卒で管理職に成れたくらいだから仕事の内容が向いていたんでしょうね。(基本的に私が勤めていた会社は大卒以上でないと管理職にはなれない)

 

「年収が上がるということは、それだけ責任やプレッシャーが大きくなるということ。それがわかっていながら、会社の出世レースに流されて、見えを張ってしまったんです。自分に合った仕事でほどほどの年収に満足していれば、こんなことには……」 

 

そうなんですね。年収が上がる、出世する、管理職になるということはそれだけ責任やプレッシャーが大きくなるのです。

 

私自身は管理職やリーダーとして先頭に立って、誰か・何かを率いることには向いていないことを自覚していました。

 

なので「出世するにしてもそこそこでいい。管理職にはなりたくない」という思いが根底にありました。

 

だから「幹部候補生でありながら出世しようと努力しない私」を会社側は疎ましく思い、出世させるための教育(という名のパワハラ)を行って、思い通りに管理職に成ればよし、だめなら捨てようと考えたのでしょう。

 

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仕事は楽しいことではありません。それは否定しません。が、『 自分に合った仕事でほどほどの年収に満足していれば、こんなことには……』がすべてを物語っています。

 

 

ではまた。