8050問題は他人事ではない
こんにちは、セイです。
最近よく聞く「8050」「7040」問題。かなり深刻な問題です。
はたから見たら私も高齢の親と同居している無職なので該当します。
しかし、大学を出てから引きこもり、ニートだったわけではありません。20年間正社員として働いてせっせと貯蓄に励み、純金融保有資産額は準富裕層というカテゴリーに属しています。
準富裕層についての説明はこちら
親が亡くなったら支出は増えますが、そもそも親に頼らなくても生きていけると判断したので退職したのであり、厳密には当てはまらないと思っています。
もっとも、この先何があるかわかりません。また、理想としては55歳くらいで現有資産より+1,000万円程度で完全なアーリーリタイアすることを考えていたため、年齢、現有資産面から考えても些か不安があります。もう少し支出を減らし、もう少し働いて軍資金を増やしたいところです。
どうせ財産を残す相手もいないし、死んだらお金はあの世に持っていけないのだから理想なのは死ぬときに葬式代+αくらい残っているくらいでいいのですが、何歳まで生きるかわからないので、多少多めに見積もっておきたいものです。
将来を憂いすぎても仕方ありませんが、備えあれば患いなし。そのバランスを見極めるのが難しいところですね。
それにしても年収が1,500万円もあって、1,000万円もかけて拘った注文住宅。「理想の暮らし」が確かに当時そこにはあったのでしょう。
でもそれは儚い夢で終わったようです。お金があれば幸せになれる、とは限らない。
男は外で働いて女は家の中で専業主婦で家事と育児。典型的な昭和の家族って感じです。
それにしても次女の言い分がすごいですね。家庭環境に問題があったのかもしれないにせよ、
きらびやかな装いで相談室に現れる次女は、支援員に訴えた。
「私が働けないのは、家族のせいなんです。だから私は働かなくてもよくて、家族が私を食べさせるのは当然のことなんです。私の20年を返してほしい」
自分は働かなくてもよくて家族に食べさせてもらうのが当然なんてどーゆー理屈だろ?
働かざる者食うべからず。
ただ、人間が肉体労働・頭脳労働をして働くだけではなく、働くのがお金や土地であってもいいと考えているので配当なり家賃収入なりが十分にあれば無職でもいいと思っていますが。
後半に出てくる男性もすごいです。
父の遺産相続金250万円を渡す時も、「条件をつけて」と忠告されたのに、母は「いい? これが最後よ」とあっさり渡し、男性は3カ月で使い果たす。
生活費だけなら2年以上持つと思いますが、どういう使い方をしたら250万もの大金を3ヵ月で使いきれるのか?金銭感覚がマヒしているとしか思えません。
偉そうに批判めいたことばかり書いていますが、一歩間違えば自分もそうなりかねないと自戒し、記事の登場人物を反面教師として適度に働いて質素に暮らしていきたいと思います。
人生の折り返し地点は過ぎましたが、まだ先はあるのですから。
ではまた。
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